災害ボランティア
災害ボランティアとは
地震や台風、豪雨、火山の噴火など自然災害が発生した際に、見返りを求めず、自発的に行う被災地への支援活動が「災害ボランティア」です。
被災した地域住民が、1日でも早く元の生活に戻ることができるようお手伝いすることを目的とし、力仕事から事務作業、心のケアまでさまざまな災害ボランティア活動があります。未経験だったり、体力に自信がなくてもできるものがあります。
災害による被害が大きくなればなるほど、災害が広い範囲に及べば及ぶほど、被災した地域の力だけでは対応が難しくなります。そのような時、被災地外部からの災害ボランティア等の支援が必要になります。被災地が必要としていること、求めること、被災地のニーズは災害の種類や時期によって変わります。
※令和2年の災害では、新型コロナ禍の為、県外ボランティアの受入れは不可となりましたが、そのような場合もあります。
1.被災地へ行く前の準備
①災害が発生したら、被災地へ行く前に現地の状況を確認することが重要です。
災害発生後は、被害状況の情報収集をし、災害ボランティアセンターを立ち上げます。被害が少ない場合、地元のボランティアだけで対処する場合もあり、「とりあえず現地へ行こう」と行ってみても、ボランティアの受入れ体制が整っていない場合があります。求められるニーズは、災害や被災地によって異なりますので、現地の社会福祉協議会(以下、社協)又は全国社会福祉協議会(以下、全社協)のウェブサイト、SNSで最新の情報を必ず確認してください。
全社協被災地支援・災害ボランティア情報 ☞ https://www.saigaivc.com/
②持ち物の準備
災害の種類や活動時期によって、必要な服装が違います。状況に合わせて服装・持ち物を準備しましょう。
NPО法人レスキューストックヤード ☟
③食事や宿泊先、交通手段の確保
事前に必要な備えをして自己完結で被災地に入りましょう。災害が発生して間もない被災地では、物資の調達はできないことが多く、できたとしても被災地の方に迷惑がかかることがあります。
④ボランティア活動保険の加入
社協では、ボランティア活動中のケガや事故に備えたボランティア活動保険を取り扱っています。
災害ボランティアセンターでの活動は、保険未加入者は活動できません。現地の社協でも保険加入ができますが、お住まいの地域で加入することで、自宅から活動場所までの往復の道のりも補償の対象となる他、できる限り現地の負担を軽減する意味でも出発の前日までにお住まいの地域の社協で加入手続きを済ませてください。※災害時には特例で全社協のウェブで加入できる(クレジットカード決済のみ)場合もあります。
別府市社協災害ボランティア登録書類
災害ボランティア
別府市災害ボランティアネットワーク設立総会
2022-01-25
令和4年1月25日「別府市災害ボランティアネットワーク設立総会」を行いました。
災害ボランティアネットワークは、平常時から社協、行政、地域の関係団体等が情報交換や研修会等を実施し、本市において、大規模災害が発生した際に、連携及び協力し、災害ボランティアセンターの被災者支援活動を効率的かつ効果的に行うことを目的とし、設立いたしました。
現在の新型コロナウイルスの状況下、残念ながら一同に会することができず、総会は、会場とオンラインによるハイブリッド方式にて行いました。
①公益社団法人別府青年会議所②公益社団法人大分県柔道整復師会③公益社団法人大分県建築士会別府支部④別府商工会議所⑤別府市自治委員会⑥別府市民生委員・児童委員協議会⑦別府市民間社会福祉施設連絡会⑧別府市ボランティア連絡会⑨別府市地区社協連絡協議会⑩別府市福祉協力員連絡協議会⑪大分県県民生活・男女共同参画課県民活動支援室⑫大分県東部振興局⑬別府市防災危機管理課⑭別府市高齢者福祉課 令和4年1月25日現在
大分県建築士会別府支部様と協定書の締結をしました
2021-12-20
大分県建築士会別府支部さまと「災害ボランティア活動の連携及び協力に関する協定」締結式を行いました。
建築技術の専門家である建築士会さまと協定を締結できたことにより、災害発生時に家屋の応急危険度判定及び被災者の生活復興に関し、アドバイス等のお力添えをいただきます。
大分県柔道整復師会さまと協定書の締結をしました
2021-09-16
大分県柔道整復師会さまと「災害ボランティア活動の連携及び協力に関する協定」締結式を行いました。
柔道整復師は、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、手術しない「非観血的療法」によって、整復・固定などを行い、人間の持つ治癒能力を最大限に発揮させる治療を行っています。
また、災害時には被災地での救護活動をされており、今回協定を締結し、災害ボランティアセンター開設時に円滑かつ効率的に被災者支援活動ができる体制づくりの構築やボランティアセンターの救護班としても活躍していただきます。
令和2年度第1回災害ボランティア養成講座
2021-02-27
年度当初に計画していた養成講座について、延期しておりましたが、無事開催いたしました!
講師は、東日本大震災で人命救助活動を行った元臼杵市消防本部消防長で、現、大分大学減災・復興デザイン教育研究センター防災コーディネーターの板井 幸則氏にご講義賜りました。
残念ながら令和2年7月に豪雨災害が発生し、7県27か所で災害ボランティアセンターが開設されました。
コロナ禍における災害ボランティアセンター運営が求められ、ボランティアの協力も県内在住者に限られました。
このような中、平時からの災害ボランティア育成の為、今後も養成講座を計画していきますので、皆様方のご協力・ご参加よろしくお願いします!!
令和元年度災害ボランティア養成講座~初級編~
2019-09-22
9月22日にNPO法人リエラ代表理事松永鎌矢様を講師に災害ボランティア養成講座~初級編~を開催いたしました。初級編は水害時の支援を中心に、現在支援に入っている佐賀県内の情報もまじえ、必要な資機材を考えるワークなど行いました。
参加者からは「このような講座をたくさん開催して欲しい」「自分で考えて皆さんと話し合えたこと、自分では気づけなかったことがわかり有意義だった」「ボランティアに行く前に事前に知っておくことができ、資機材ワークがためになりました」などさまざまな意見・感想をいただきました。今後も講座を開催いたしますので、是非ご参加ください!
トピック
2月4日(日)、別府市災害ボランティアセンターの設置運営訓練を開催し、青山地区住民の方23名と別府市防災危機管理課・福祉政策課からもご参加いただきました。
訓練は別府市で震度6弱の地震が発災した想定で、第一部と第二部に分けて行い、第一部では社協職員の参集・社協災害対策本部及びボランティアセンター設置訓練を行い、続く第二部では住民の方・別府市関係課の方と合同でボランティアセンターを模擬運営しました。
会場内外では、市からは災害対策用品や、広報啓発用の地震体験車の展示も行われました。
また、訓練後に津久見市社会福祉協議会の小野 喬様から、台風18号災害にともなう現地の被災状況や、災害ボランティアセンター運営の取り組み等をご報告いただきました。
本会では、平成26年3月に「別府市災害ボランティアセンター設置・運営マニュアル」を策定していますが、今回訓練をもとに内容の見直しを図る予定としております。
ご参加いただきました青山地区住民の皆様、市関係各課の皆様、ご報告いただいた小野様、ご協力ありがとうございました。